Digital Cleanup Day 2026 結果ご報告
2026.06.08
世界44カ国・38.6万人が参加し、230万GBのデジタルごみを削除
2026年の Digital Cleanup Day では、世界44カ国から38.6万人が参加し、不要なデジタルデータ 230万GB が削除されました。
この取り組みにより、年間で推定 932トンのCO₂排出削減 につながる成果が報告されています。
Digital Cleanup Day は、私たちのデジタル生活に潜む“見えない環境負荷”に目を向け、不要なメール、ファイル、アプリなどの「デジタルごみ」を削減する国際的なアクションです。
当初は意識啓発の取り組みとして始まりましたが、現在では個人、企業、学校、団体、行政機関などが参加する世界的なムーブメントへと広がっています。
世界44カ国で広がるデジタルクリーンアップの輪
2026年は、世界44カ国でDigital Cleanup Dayが実施されました。
参加者は不要なデータを削除し、データセンターで消費されるエネルギーや、デジタルストレージに伴う環境負荷の削減に貢献しました。
今年の主な成果は以下のとおりです。
- 参加者数:38.6万人
- 参加国数:44カ国
- 削除されたデータ量:230万GB
- 年間CO₂排出削減見込み:932トン
これらの成果は、デジタル領域におけるサステナビリティが、もはや概念にとどまらず、具体的で測定可能なアクションになっていることを示しています。
日本でも、企業から取り組みが始まっています
2026年のDigital Cleanup Dayには、日本からも企業や団体、個人が参加しました。規模はまだ大きくありませんが、それぞれの職場で「不要なデータを見直す」という具体的な一歩が踏み出されています。
なかでも株式会社パソナグループ様では、社内研修動画を活用しながら、社員一人ひとりがメールやファイルの整理に取り組まれました。参加した社員の方々からは、データを保存し続けること自体がCO₂排出につながると気づいた、「クリーンアップ」という発想がこれまでなかった、大量の不要メールを削除できた、といった声が寄せられ、定期的な整理を習慣にしたいという前向きな意識の広がりがうかがえました。
また、兵庫県の神戸マツダ 西宮店様では、33名がチームとなってメールやファイルの整理に取り組まれました。店舗ぐるみで一斉に行動した点に、この取り組みの本質である「みんなで、身近なところから」という姿勢があらわれています。
石川県のJALスカイ金沢様でも、社員の皆様が業務の合間にデジタルデータの整理に取り組まれ、職場単位での参加が実現しました。
これらはいずれも、日本におけるDigital Cleanup Dayの「はじめの一歩」です。デジタルごみの削減は、特別な準備がなくても、それぞれの職場や暮らしの中ですぐに始められるアクションです。WORLD CLEANUP DAY JAPANは、こうした企業や団体の取り組みを起点に、2027年に向けて日本国内での輪をさらに広げてまいります。
※不要なデータの削除がCO₂削減と業務効率化を実現!(株式会社パソナグループ様)
※「環境経営」の取り組み:デジタルクリーンアップの実施(神戸マツダ様)
フランスでは全国規模で大きな成果
2026年、特に大きな成果を上げたのがフランスです。
フランス国内では、企業、学校、団体、自治体、市民によって 1,461件 のDigital Cleanup関連イベントが実施され、約33.4万人が参加・関与しました。そのうち 142,968人 が実際にデジタルクリーンアップに取り組みました。
フランスでの主な成果は以下のとおりです。
- 2,900万件のメールを削除
- 2,700万件のファイルを削除
- 9,666件のモバイルアプリをアンインストール
- 856,000GBのデジタルごみを削除
さらに、デジタル空間だけでなく、電子機器の修理・再利用・寄付も進められ、3,000台以上の電子機器が再活用されました。加えて、289トンの電子廃棄物が適切に回収・処理されています。
これらの取り組みにより、フランスでは推定645トンのCO₂排出削減につながったとされています。
「認知」から「行動」へ
2026年のDigital Cleanup Dayでは、スペイン、ブルガリア、イギリス、パキスタン、モンゴルをはじめ、アフリカ、アジア太平洋、ヨーロッパ、アメリカ大陸など、各地域で幅広い参加が見られました。
今回の結果は、Digital Cleanup Dayが単なる啓発活動から、実際の行動へと着実に進化していることを示しています。
個人だけでなく、企業や学校、行政機関などが、デジタルごみを減らすためのプログラムや習慣づくりに取り組み始めています。
デジタルにも環境負荷がある
私たちが日々使うメール、写真、動画、ファイル、アプリなどのデジタルデータは、目には見えません。
しかし、それらを保存し続けるためには、データセンターが稼働し続け、電力が消費されています。
不要なメール、重複したファイル、使われていないアプリなどを整理することは、身近で始められる環境アクションのひとつです。
Digital Cleanup Dayは、デジタル社会に生きる私たちが、データとの向き合い方を見直すきっかけでもあります。
持続可能なデジタル習慣へ
世界中でデジタル利用が増え続けるなか、サステナビリティは物理的なごみや資源だけの問題ではありません。
私たちが日々生み出し、保存し、忘れてしまっているデータにも、環境への影響があります。
Digital Cleanup Day 2026の成果は、世界中の人々がこの課題に関心を持ち、実際に行動していることを示すものです。
WORLD CLEANUP DAY JAPANとしても、今後も日本国内におけるDigital Cleanup Dayの普及を進め、誰もが参加しやすい環境アクションとして広げてまいります。
Digital Cleanup Day 2026にご参加・ご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
次回のDigital Cleanup Day 2027に向けて、さらに大きな輪を広げていきましょう。
※参考(本部記事):
Digital Cleanup Day 2026 Results Announced: 2.3 Million Gigabytes of Data Removed