デジタルクリーンアップデー2025 結果報告
2025.06.19

Digital Cleanup Day(デジタルクリーンアップデー)2025へのご参加、誠にありがとうございました。
今年は世界61の国と地域から54万人以上が参加し、2.3ペタバイト(230万ギガバイト)もの不要なデジタルデータが削除されました。これにより、推計年間575トンのCO₂排出が削減される見込みです。この取り組みは、デジタルライフの見えない環境負荷に対する意識を高め、持続可能なデジタル習慣の普及を目指しています。
過去5年間で累計172万人以上が参加
Digital Cleanup Dayは今年で5年目を迎えました。これまでに世界中で172万人以上が参加し、膨大な量のデジタルごみを削除することで、オンライン活動が環境に与える影響を軽減してきました。Let’s Do It Worldの代表であるヘイディ・ソルバ(Heidi Solba)は、「データ削除の規模が年々拡大していることは、デジタル意識の高まりを示しています。象徴的な行動から実質的な影響へと移行しています」と述べています。
2025年ハイライト
- 参加者数:54万1,800人以上が参加
- 参加国・地域:61の国と地域
- データ削除量:2.3ペタバイト(230万ギガバイト)
- CO₂削減量:推計年間575トンの排出削減
参加者数上位5ヶ国
1.ウクライナ
2.ベルギー
3.インド
4.ブラジル
5.日本
データ削除量上位5ヶ国
1.インド
2.ネパール
3.カナダ
4.ブラジル
5.パキスタン
デジタルごみ削減の重要性
デジタルデータの保存は、見えない形で環境に負荷をかけています。未読のメールや不要なファイル、クラウドストレージに放置されたデータは、エネルギー消費を増加させ、CO₂排出の一因となります。今回の取り組みにより、エネルギー集約型のデータセンターへの負荷が軽減され、持続可能なデジタル環境への一歩となりました。
新しいデジタル習慣へ
Digital Cleanup Dayは、単なる年次イベントから、日常的なデジタル習慣の一部として定着しつつあります。2025年には、国連加盟国の32%がこの取り組みに参加し、世界的な広がりを見せています。今後は、個人、企業、教育機関が連携し、デジタルごみの削減を日常的な行動として取り入れることが期待されています。
改めまして、今年ご参加いただいたすべての皆様に感謝申し上げます。次なる挑戦は、この意識を「習慣」へと変えることです。メール削除、フォルダ整理、不要なニュースレター解約など、小さな一歩がクリーンでグリーンなデジタル未来への大きな一歩となります。
詳細については、Digital Cleanup Day 公式サイト(英語)をご覧ください。