Asia Leaders Academy 2025 in Singapore
2025.08.06
2025年7月17-20日、シンガポールにアジアを中心に世界21カ国からリーダーたちが集結しました。Asia Leaders Academy 2025 は、国境を越えて「より良い地球をつくる」という共通の想いを持つ仲間が出会い、学び合い、ネットワーク力を強固にする場です。
世界21カ国から44名の環境リーダーが集結
アジアを中心に21カ国から44名のリーダーが参加した今回のアカデミーは、Let’s Do It World(LDIW)のネットワークを強くするだけでなく、地域や国を超えた連携を生み出すための貴重な機会となりました。

シンガポール「清潔都市」への道を学ぶ
シンガポール国立大学(NUS)Siva教授による講演では、1968年から始まったシンガポールの清掃の歴史をひも解き、小さな島国が「世界で最も清潔な都市」の一つになるまでの道のりを学びました。体系的な施策と市民参加が、社会を変える力になることを実感しました。
さらに Christina Liew博士は、衛生と廃棄物管理の深い関係性に焦点を当て、「環境活動は見た目の美しさだけでなく、公衆衛生や人間の尊厳にも直結する」というメッセージを強く伝えました。
各国リーダーによるプレゼンテーションとワークショップ
アカデミーの中心は、各国リーダーが母国での経験と事例を共有するプログラムです。
各国都市部での施策から、地方コミュニティでの取り組みなど、多様な事例が共有されました。
日本での活動についても代表浅井から共有しました。
各国の代表者のプレゼンテーションは「そこに暮らす人々の意志がどのように環境を変えていくのか」を反映するものでした。また、参加者はワークショップで様々な意見を交わし次のステージへの構想を練りました。
マングローブでの清掃
最終日、朝日が昇る海岸で参加者全員がマングローブ清掃に参加しました。
街は非常に綺麗なシンガポールでも、海岸近くの公園には流れ着いたごみが散乱していて、生物多様性の維持、沿岸地域の保護、気候変動緩和など、多岐にわたる重要な役割を果たしているマングローブ生態系にダメージを与えていました。
シンガポールチームの暖かな歓迎により、各国の参加者は新しい知識や学び、仲間との絆を胸にそれぞれの母国へ帰りました。今回のシンガポールでの Asia Leaders Academy を通じて、共に行動するリーダーたちのネットワークはより強固なものとなり、今後も発展を続けます。
日頃よりご協力いただいています全ての皆様に感謝を申し上げます。
この度のご支援も誠にありがとうございました。